噛み合わせと矯正

みなさま、こんにちは！歯科医師の道家輝恵です。

今日は矯正と噛み合わせについてお話ししたいと思います。

下の写真は20代前半の女性です。

子供の頃に夜だけ付ける床タイプの矯正装置で

矯正していました。

なので歯並びはそんなに悪くありません。

ですが、本人はまだ前歯が出ている感じがするので

矯正したいと当院に来院されました。

なんと意識の高い患者さんなのでしょう！

そして、歯科医師の私から診ると、咬合に問題がありました。

【咬合の問題を解決する事】

と患者さんの希望する

【前歯をもっと中に入れたい】というのはほぼイコールになる事も術前の治療計画で判明しました。

治療前と1年6ヶ月後の口腔内の画像を比べてみてください

この患者さんは1年8ヶ月でインビザラインの矯正を終了し、とても満足されて現在は夜間にリテーナーを装着しています。

咬合も大変良い仕上がりで、顔の筋肉もとても自然な状態になっています。

子供の頃にした矯正は無駄ではありません。

矯正していなければ、たぶんもっと出っ歯ちゃんだったと思います。

矯正時間も長くなったでしょう

私は子供の頃に行う小児矯正を推奨しています。

矯正は根気と忍耐が必要な治療です。

なるべく最短コースで終わらせたいですよね

そして咬合のための矯正はとっても大事です。

動きは地味ですが、

最後までお付き合い頂けると

健康的な噛み合わせを実感出来ると思います