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乳歯の反対咬合(受け口)
みなさま こんにちは!歯科医師の道家輝恵です。
本日は子供の反対咬合(受け口)のお話しをします。
乳歯の時期から歯科矯正を積極的にした方が良いケースが2つあります。
その1つが反対咬合(受け口)です。
※もう一つは乳歯の叢生(歯並びが重なっている)
乳歯の時期の反対咬合はそのままにして自然に治る確率は数%しかありません。(5%前後の統計があります。)
つまり乳歯の反対咬合が100人いたら、自然に治癒する人は僅か5人ほどなのです。
またその自然治癒する100人中5人ほどの人も
乳犬歯は普通の噛み合わせである人がほとんどと言われています。
結論を言えば乳歯の時期に乳犬歯の噛み合わせから反対咬合の場合、自然に治ることは期待出来ないのです。
乳歯の反対咬合を治すのは夜寝る時につける
床矯正装置を使用する事が多いです。
私がよく使うのはアクチバトールという上下がくっついた床矯正装置です。
月に1回調整が必要で、3ヶ月〜12ヶ月ほどで反対咬合を治します。
乳歯の反対咬合のお子様は噛み合わせで歯がすり減ってしまっている事も多いので、白いレジンで歯の形態を治すことも平行して行います。
乳歯咬合が完成するのは3歳頃ですが、この時期だとお子様によって治療ができる場合と出来ない場合があります。
反対咬合は顔面の成長と深く関わっていますのでなるべく早く(出来れば3歳くらいから)治療を開始したいというのが歯科医師としての本音です。
しかし、私は2人の子育てをした母親でもありますので、お子様の様子を見て
なるべく歯科治療で心に傷を残さないよう
個人に合わせた適切な時期を選んで矯正を開始するようにしています。
早いお子様は3歳になったばかりから出来ますし、小学校に上がってから始めるケースもあります。
早くから矯正を開始した方が矯正期間は短くて済む傾向がありますが、小学校低学年までに矯正を開始すれば顔貌も含めて治せるケースがほとんどだと思います。
色々な矯正装置や方法がありますが、
それぞれの子供に1番合う方法でバッチリ早く治す事を大切にしています。
矯正というのは、当事者にお子様も保護者の方も決して楽なものではありません。
しかし、その苦難をみんなで一丸となって乗り越えて
行ければと思います。
5歳でアクチバトールの床矯正装置を夜間に装着して
CRレジンで歯ぎしりで減ってしまった歯冠形態を修復したケースです。
矯正期間は7ヶ月です。
歯並びの改善と共に 下の歯で抑えられていた鼻の下、頬の辺りの上顎骨の成長にスイッチが入り
年齢に相当した急速な成長がたった数ヶ月で見られます。
【医院概要】
■医院名 桃井デンタルクリニック
■代表者 院長 道家輝恵
■開 業 2002年7月
■所在地 〒167-0034 東京都杉並区桃井1-1-5-1F
■TEL 03-3390-8778
■FAX 03-3390-8778
■URL http://www.momoidental.com/
■診療科目 審美歯科・矯正歯科・一般歯科・小児歯科【各種保険取扱】
【医院概要】
■医院名 東京銀座道家デンタルオフィス
■代表者 院長 道家輝恵
■開 業 2019年3月
■所在地 〒104-0061東京都中央区銀座3-2-11
銀座salone9F
■TEL 03-3535-2525
■URL http://www.dokedental.com/
■診療科目 審美歯科・矯正歯科・一般歯科・小児歯科